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【ベートーベン】楽譜から見えるもの

古典の風格を整えようVol.10

近藤嘉宏先生による

ベートーヴェンピアノソナタ

〜レクチャーと演奏〜

オンライン中継も交えた試み

今回は

ベートーベンの中期のソナタ

18番〜24番まで

時間を見ながらのサクッとした解説でしたが

要所要所に

音楽の作り方の解説があり

楽譜から読み取ることの大切さ

どこへ音楽が向かっているかを見据えての

音作り

フォルテとピアノ

その対象的な表現は

音の大きさではなく音色の変化

一番たくさん言葉にされていたのは

指先をしっかりして』

指先のタッチを変えて』

でした。。。

そこのコントロールができないと・・・

ですよね!

また

ベヒシュタインジャパンの社長でもあり

Klavierbaumeisterの加藤正人氏

との対談では

ベートーベンの使用ピアノについて

その時代は、フォルテピアノの変遷期

ベートーベンは、楽器に合わせて作曲したり

または、製作者に要求をしていたようで

シュトライヤーの音が小さいのに不満で

大きな音がでるエラールを好んで使っていたが、

最後には、またシュトライやーに戻って

繊細な音や弱音ペダルを駆使していたという

なので

我々が思っている以上に

音に対しても

繊細でデリケートなのではないかと

おっしゃっていました。

また

現代のピアノの問題点として

音をちゃんと鳴らそうとして

良い大きな音、より強い音にするにはどうしたらいいかと

みなさん力ずくで音を出すけれど

もっと大きな音で鳴り響くピアノであったら

小さい音をどうしたら弾けるか

って考えるんではないですか??

とおっしゃっていて

なるほど〜!

まさに

マイナスの奏法ですよね。。。

もしそうだとしたら

脱力で苦しむことも少なくなるのかしらん・・・

そもそも力が入るのは、ピアノが重くて弾きにくいって

こともあるわけですから。。。

ベートーベンさまは

気難し屋で

決してお友達にはなりたくないタイプだとは思いますが(笑)

その音楽が

力強く響くとしても

決して爆音ではなく

もっと深い音

そして

その秘めた繊細な感情を

音にどう込めて弾けるのか

ベートーベンのピアノソナタに

新しい視点をいただいた気がします。

まだまだ続きがあります。

次回は

1月17日

ご興味のある方は

予定を空けておいていただければと思います。

さて、

脱力をするというのは

まさに

マイナスの作業です。

肩や肘、腕全体

あるいは

身体全体に力が入っている場合

どこをどのようにどうやって

抜いていけばいいのか

それを、見抜くこと

そして

その原因を探り、その解決方法を示すこと

それができる指導者が

もっとたくさん増えたら

手が痛くなったり

爆音になったり

逆に浮いた音になったり

する生徒さんが少なくなって

より自然に

より美しい音

が出せるようになるかと思います。

私の運営する

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そんな指導の引き出しが

たくさん増えて

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