使い方
私はバラコンバンドというゴムのバンドを使ったセルフケアをお伝えしています。
関節の歪みを整えたり、血流をよくしたりと、
筋肉の補助効果
マッサージ効果
と言うものがあります。
適度な強さでゴムを巻くと
筋肉がゴムで補強されたような状態になり、巻いた部分が安定します。
このリストボードですと手の甲の部分に付属のゴムを巻きますので、
また、適度な圧迫を加えた状態で筋肉を動かすと、さするような刺激になり、
以上のことからもこの魔法のリストボードを使って練習をすると
指が軽やかに動くようになるので効率の良い練習になると思います。
まずは、写真のようにつけて音を出してみましょう。
親指を使わない時は、ゴムの中に親指を入れます。
親指を使う時は、ゴムの外に出して使います。
慣れないうちは白鍵だけで使うようにしてください。
簡単なパッセージ
例えば、レミレド(指使いはなんでも結構です2321・3432)
などを30秒くらいリストボードをつけて繰り返してください。
そのあと、リストボードを外してその開放感を感じて軽く、
楽に弾ける感覚を味わってください。
普段より時間短縮になると思います。
その時に・・・
① 弱い音で弾いてください。
前述の通り、リストボードは指の感覚を目覚めさせるものですから、
大きな音で、強く弾く必要はありません。
手首はもちろん、肘や腕、肩の力を抜いて、重力に逆らわないように意識して
腕の重みを感じてください。
でも、唯一指だけは重力に逆らって 「上げる」「下ろす」を繰り返します。
② 指はしっかり上げる
打鍵も大事ですが、離鍵も大事です。
小さい音にして、けっして強くは弾かないのですが、
指はしっかりと上げて下さい。
このときも、肘や肩など他の部分に力が入らないように重みを感じて。
③ 長く弾かない
弾きづらい所をピンポイントに取り出し部分練習をする時に、
気軽につけて普段と同じように練習してかまいませんが、
1回に長くても30秒くらいの使用が適当です。
また、使用中に疲れを感じたら、直ちにリストボードを外して、
指や腕を休ませて下さい。けっして無理に長時間装着して弾かないでください。
以上のようにリストボードをつけたり外したりしながら、
細切れに練習して指の感覚の変化を楽しんでください。
*使用上の注意
○ピアノの練習以外にはご使用にならないでください。
○かゆみやかぶれなどが生じた場合は、ご使用を中止してください。
○長時間使用により、手に疲れや痛みが生じた場合は、速やかに使用を中止してください。(目安は、1回につき30秒〜1分です。)
○無理に力を加えるとボードが折れる場合があります。