ベートーヴェンの後期ソナタ
これまでのソナタと
全く違い
ロマン派の世界
拍子、リズムから解放されて
音楽の方向が
より
内向的に
より
色彩的に
変化している
そして
楽譜に書いてある
強弱記号
を
そのまま表現するのではなく
そこにある含みを
感じ取ること
と言うのが印象的でした。
いつも最後に話される
ベヒシュタイン・ジャパンの
加藤社長との対談では
ピアノの楽器の変化に伴って
作曲技法も変えている事を
彼の頭の中だけでこれだけの音を生み出出せたのだろうか
調子の良い時は、耳も少し聞こえていたのではないか
というお話も
とても興味深く聞きました。
こちらがベートーベン最後のグラーフのピアノ
(本多昌子先生より)
ここに耳を充てて
絞り出すように音を紡いで
壮大なスケールの楽曲を産み出していたのかと思うと
胸がいっぱいになります。
苦しい中でも書き続けられたのは
一体何がベートーヴェンを突き動かしていたのか・・・
そんな思いを馳せて
31番op110の演奏を聞きました。
近藤先生
深い学びをありがとうございました。
20日の朝までアーカイブが見られます。(3000円)
もし見たい方は、ご連絡ください。
今日も最後までありがとうございました。