
アルゲリッチのコンサート
昨年に続き、アルゲリッチとマイスキーの室内楽を聴いてきました!
脱力・フィンガートレーナーの水谷ちかこです。
ここのところ
イベント(特に文化・芸術において)
忙しくて(笑)
一応ちらっと書くと
出雲大社、太宰府天満宮、福岡ステップ、深大寺ご開帳、落語独演会、コンサート2つ
と、次から次へ押し寄せて(笑)
なかなかブログに挙げる時間もないのですが。。
2年続けて
アルゲリッチの演奏が聴けて
超至福だったので
これはとにかく備忘録として書き上げようと思いました。
昨年は、別府に伺いましたが、今年は東京オペラシティー
はじめにマイスキーの無伴奏のバッハで、場が神聖な空間となり
そして出てきたアルゲリッチも
バッハのイギリス組曲
これがまぁ、なんとも美しい音色で
粒立ちがクリア、キラッキラなのに、音量が透明で繊細で小さくて
ググッと引き込まれ
その後の水の戯れも
私が知っている曲ではありませんでした。。
水が色々な色に輝きながらサラッと流れて、我々が一生懸命練習しないと弾けない独特のリズム感などをメロディーの中にトロけさせて本当に自然に感じさせてくれる音楽
さらにオンディーヌ
これは、学生時代にあまりに弾けなさすぎて断念した苦い思い出を頭の隅において(笑)
本来、こういう曲なんだなぁ!美しさの中に力強さがあって、これも物語が見えるよう
ハイドンのジプシートリオは
ちょうどその直前に福岡の室内楽ステップにアドバイザーとしてお伺いして
何度も演奏を聴いたばかり!
特に3楽章は、一度聴くと耳に残って
帰りの飛行機の中でも頭の中でリピートしていた曲
しかし、その私のリピート曲は、見事に打ち砕かれ
超スピード、超軽やかで
弦の方達も、ついていくのも大変そうな曲でしたが
これが本当のジプシートリオ
なんですね。。。
と納得
休憩後のマイスキーとのトリオ
最後のメンデルスゾーン
これも、もちろんチェロも素晴らしかったけど
まるで別世界
1音1音に無駄がなく、でも弦楽器との絶妙な交わりと立体感
存在感、バリバリなのに溶け込んで響く美しさ
改めて、ため息の出る演奏でした。
昨年とは、ホールが違うせいか
響き自体が本当に美しくて
アルゲリッチのお若い頃、そんなに生では聴けてないですが、レコードやCD,テレビで見る限り
ラテンの方らしく、とてもアグレッシブな印象でしたが
年々色々なものが削ぎ落とされた感じがして
ピアノがもう身体の一部
真の魂の響き
聴いているだけで心がどんどん清らかになっていくのを感じました!
アンコールは、昨年も聴いたシューベルトの歌曲をトリオにアレンジしたもの
実は、7月24日にソプラノの小松原利枝さんと
これをやることになっていて
足元にも及ばないけど、1ミリでも近づけたら嬉しいな!と思いました。
御年84歳
もう、神がかっています。
実は、ワタクシ、福岡出張の後、腰をギックリしておりまして
這うようにして出かけたのですが
この演奏を聴いて、ギックリやっている場合ではない!!
と、カツを入れられた思いです(爆)
7月の演奏会に向けて、始動開始です。
しかし、その前に
童謡ハッピートレーニング®の新テキストお披露目体験会が
大変好評なので
日にちを増設しました!
何が嬉しいって、ピアノの先生ばかりでなく、色々な職業の方に
ご参加いただいていることです。
どなたでもご参加いただけます。
その時間だけでも、心がほぐれますから
ぜひご参加くださいね!